【鳥さん】しっかり保温する方法(病鳥の看護) 温度を30℃に保つことが重要です!

鳥さんのお医者さんをしていた獣医師とり子です。

動物病院での勤務経験と獣医師としての知識を生かし

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この記事では、鳥さんの具合が悪いときの保温方法について解説します。

 

鳥さんの具合が悪いときに、まずお家でできることは保温です。

保温と言っても、なかなか必要な温度に保つことが難しいという声をよく聞きます。

 

鳥さんの保温は適切な温度(30℃)を保つことがとても重要です。

 

写真付きで解説しますので参考にしていただけますと幸いです。

 

 

しっかり保温する方法(病鳥の看護):温度を30℃に保つ

鳥さんの具体が悪いときは、食欲が低下し、体温も下がるため保温が必要です。

 

病鳥の保温はプラスチックケース+保温電球を用いて行います。

その方が効率的に確実に保温ができるとともに、鳥さんを安静に休ませることができるからです。

 

保温温度は30℃前後を保つようにします。

 

保温に必要な物

・プラスチックケース

・温度計

・保温電球(40W~100W)

・ブックエンド

サーモスタット

・カバー(バスタオル、毛布、ビニールカバー、アクリルケースなど)

 

 

保温電球のワット数の選び方

(メーカーが示す温度の目安)

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※密閉した容器(W60×D45×H45cm)で使用した場合。

 

保温の手順

保温の手順①:室温を上げる

まず室温を高めにしておく必要があります。

エアコンやオイルヒーターなどで室温を上げましょう。

 

保温の手順②:保温器具を設置する

・保温電球とサーモスタットをつなぎます。

・保温電球はブックエンドにかけると良いです。

 火事にならないようにように周りの物と触れないように設置しましょう。

・温度計とサーモスタットのセンサーの位置も大切です。

 鳥さんが過ごす空間の温度を計れる位置に設置します。

 なるべく熱源からは離しましょう。

・プラスチックケースと保温電球をカバーで覆います。

 

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カバーの設置について

カバーは、保温電球に直接触れないように設置する必要があります。

また、完全に密閉してはいけません。換気できるように一部空けておきましょう。

・今回はダンボールを使いました。お家にあるものですぐに真似ができると思いますが、ダンボールは燃えやすいので、保温電球が触れないように特に注意が必要です。

・背の高いブックエンドがあれば、それを保温電球より外側に置き、カバーが保温電球に触れないように設置すると安全です。

・鳥かごの中の止まり木などを外して、鳥かごの中にプラスチックケースや保温器具を入れ、鳥かごごと覆う方法で保温することもできます。

・大きなプラスチックケースがあれば、その中に鳥さんを入れるプラスチックケースと保温器具を入れてしまうのも1つの方法です。

・大きい透明なアクリルケースなどがあれば、それで覆っても良いです。高価ですが、鳥かごを覆うための専用のアクリルケースが販売されています。

 

 

保温の手順③:電源を入れる

サーモスタットを目標温度(30℃)に設定し、電源を入れます。

 

始めてor久しぶりに保温電球を使う場合は、鳥さんを入れる前に必ず、変な臭いが発生していないか確認!

 

異常が無いか、温度が保てるかを確認するまでは鳥さんを入れないでください。

 

保温の手順④:温度を確認してから鳥を入れる

温度(30℃)が保てていることが確認してから、鳥さんをプラスチックケースへ入れましょう。

継続的に温度を確認しながら、鳥さんの看護をしてください。

 

温度が上がらないときの原因と対策

室温が寒すぎる

対策:室温を上げる

あまりにも外気温が低いと保温電球を使っても保温できません。まずは、できるだけ室温を上げましょう。

 

室温に対し保温電球の能力(ワット数)が小さい

対策:補助的に使えるもので保温能力を上げる

 

補助的に使えるもの

・パネルヒーター

・レンジでゆたぽん

・ペットボトルにお湯を入れてゆたんぽを作る

 

パネルヒーターを補助的に使うときは、暑くなった時の逃げ場を設けておきましょう。プラスチックケースの底半分に敷くように設置すると良いです。

 

熱が逃げている

対策:カバーを変える

 

バスタオルや毛布を掛けているだけでは、温度が保てないことがあります。

ビニールカバーやアクリルケースに変えると熱が逃げにくく温度を保ちやすいです。

 

ビニールカバーを使うときは、熱で有害物質が発生することがありますので、熱源に近づけすぎないように細心の注意を払いましょう。

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温度の上がり過ぎに注意:サーモスタットの併用を推奨

保温電球は保温能力が高いため、温度が上がりすぎることがあります。必ず温度計で温度を確認しながら保温を続けましょう。

 

できる限りサーモスタットを併用することを推奨します。 

32℃以上は危険です!温度が上がりすぎないよう気をつけましょう!

 

ちょうど30℃前後を保つようにしてください!!

  

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終わりに

具合が悪いときに、鳥かごのままで生活させるか、プラケースで看護が必要かは、鳥さんの状態を見て判断します。基本的にはかかりつけの獣医師の指示に従いましょう。

 

鳥さんが急に具合が悪くなったとき、お家でできることはとにかく保温です。

ずっと膨らんで元気がない、ぐったりしているなど、明らかに具合が悪いときは、しっかりと温度を確認しながら30℃くらいに保温して、なるべく早く動物病院へ連れていきましょう。

 

 

 

 

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